【SV S15 最終166位(R2073)】ペリイダイトウ軸天候コントロール

 

 

【使用構築】

レンタルはしばらく残しておきます。

 

【コンセプト】

しばらくサイクル構築を使っていたが、テラス択による負けが重なってしまったので、テラス択をなるべく発生させずに勝てるステロ要因+雨イダイトウを軸として構築を組むことにした。

 

【構築経緯】

コンセプト通り、特性雨降らしのペリッパーと、雨下エースのイダイトウ♂を採用。

そして、初手のステルスロック要因として、行動保障、自主退場技、S操作技など欲しい要素が揃っているブリジュラスを採用した。

雨選出ができない場合のエース枠として、ブリジュラスと相性が良く、雨選出が苦手なタケルライコ、持久力ブリジュラス、テツノツツミなどに抗える瞑想ラティオスを採用。

補完枠として、チオンジェンが重かったのでそれに強いサーフゴーを採用。スカーフを持たせることで、スイーパーの役割も兼ねることにした。

最後に、雨選出が通せないコータスアローラキュウコン入りに対して後投げから天候を塗り替えることができ、ラティオスとサーフゴーに一貫するイーユイに対して強いバンギラスを採用して構築が完成した。

 

【個体解説】

イダイトウ♂

テラスタイプ:ステラ

実数値:195-180(252+)-86(4)-x-95-130(252)

持ち物:いのちのたま

特性:すいすい

技構成:ウェーブタックル/おはかまいり/みがわり/アクアジェット

 

〈簡単なダメージ計算 (ステルスロック込み) 〉

・雨ウェーブタックル(ステラ)

→ASカイリュー 確定1発(107.8 ~ 122.8%)

→等倍H振りガチグマ 確定1発(109.2 ~ 128.4%)

・おはかまいり

→AS連撃ウーラオス 確定1発(100.0 ~ 117.8%)

・おはかまいり(ステラ)

→CSブリジュラス 確定1発(113.4 ~ 134.0%)

→HBタケルライコ 確定2発(85.3 ~ 98.8%)

・雨アクアジェット(ステラ)

→CSハバタクカミ 確定1発(123.7 ~ 143.6%)

→ASパオジアン  乱数1発 :56.25%(93.6 ~ 106.5%)

 

雨エース。超火力でテラス択を回避する化け物。

雨下のS実数値は260であり基本的にスカーフ持ちにも抜かれないが、S実数値174以上のブエナ持ちハバタクカミには抜かれてしまう点には注意。

タイプ一致技だけで成り立っており、ウェーブタックルもお墓参りも打点として強力なため、ステラテラスと最も相性の良いポケモンといっても過言ではない。ただし、無闇にステラテラスを切ると、後で削りきれずに負けることがあるので、ステラを切るタイミングはよく考える必要がある。

選出率は同率2位。

 

ペリッパー

テラスタイプ:はがね

実数値:135-x-121(4)-161(252+)-90-117(252)

持ち物:しめったいわ

特性:あめふらし

技構成:ウェザーボール/ぼうふう/れいとうビーム/とんぼがえり

 

雨の展開要因。

雨を降らせたら基本的にサイクルは回さず、対面した相手を削ることを優先する。ただし、雨を枯らす動きをとられた時は蜻蛉返りでイダイトウを投げ、崩してからペリッパーを再展開する動きをとることも少なくなかった。

ウェザーボールは意外と高火力であり、半減でもCSブリジュラスくらいなら5割ほど削れる。また、Sを甘えたカイリューを上から冷凍ビームで落とすようなシーンも何度かあった。

ラスタルの鋼は、裏のイダイトウで処理するのが難しい対面で、技を無理矢理耐えて削りを入れる際に使用した。意外と切る。

選出率は同率2位。

 

ブリジュラス

テラスタイプ:ゴースト

実数値:165-x-151(4)-177(252)-85-150(252+)

持ち物:おんみつマント

特性:がんじょう

技構成:てっていこうせん/りゅうせいぐん/でんじは/ステルスロック

 

初手要因。

雨選出の時には基本的にステルスロックを優先し、電磁波を撒くケースはなるべく最小限に抑えた。それでも打たざるを得ないことが多かった。

最速にすることで準速ウーラオス(149)の上を取れるほどのSを確保できるため、ステルスロック+削りを入れるという動きをできることも多かった。

また、雨選出をしない時にも基本的には投げることになるが、ラティオスと合わせて選出する時には、瞑想の起点にするために電磁波を優先することがほとんどだった。

持ち物は、シーズンの大半で相手の襷やマルチスケイルを削げるジャポの実を使用していたが、活きる場面がカイリュー対面くらいしかないのと、初手パオジアンで怯みによる突破を狙ってくる人が多かったので、最終日は怯みに対抗できる隠密マントを起用した。

ラスタルは、ジャポの実を採用していた際に初手にくるオオニューラに苦しんでいたので、ノーマル格闘無効のゴーストにしたものをそのまま使い続けた。最終日にはテラスタルを使う機会がなかったが、前日までは稀に助けられることがあった。

ほぼ全ての構築に投げて、電磁波とステルスロックを展開できる万能ポケモンだった。

選出率は堂々の1位。

 

ラティオス

テラスタイプ:はがね

実数値:177(172)-x-100-170(156)-130-168(180+)

持ち物:たべのこし

特性:ふゆう

技構成:ラスターパージ/はどうだん/めいそう/みがわり

〈調整意図〉

H…16n+1

S…最速100族抜き

C…なるべく火力が欲しいため余り全て

 

崩し要因にして本構築のMVP。

雨選出ができない試合のほとんどで2番手に投げ、瞑想と身代わりを駆使して無双した。

やはり浮遊と鋼テラスの相性が良く、起点にできる相手が多いのが強い点だった。また、ブリジュラスと相性補完に優れているため扱いやすかった。

ラティオスを選出して負けるケースとして最も多いのがラティオスに麻痺を入れられる場合であり、特にハバタクカミと対面した時は、なるべく電磁波を拒否する行動が求められる。

選出率は4位。

 

サーフゴー

テラスタイプ:はがね

実数値:163(4)-x-115-185(252)-111-149(252+)

持ち物:こだわりスカーフ

特性:おうごんのからだ

技構成:ゴールドラッシュ/シャドーボール/じこさいせい/トリック

 

サブ選出のスイーパー。

ラティオスが落とされた際のスイープ要因として優秀なだけでなく、トリックでスカーフを押し付けて、ラティオスの起点にする場面も多かった。特に対チオンジェンが楽になるのが偉かった。

自己再生は、対ブリジュラスやチオンジェンで体力管理したい場面が多かったので、採用して正解だったと思う。ただ、自己再生を採用するならもう少し耐久に寄せても強かったかもしれない。

ラスタルは、火力を底上げする鋼。飛行だったら嬉しい場面もあったが、それ以上に火力を伸ばしたい場面が多かったのでこれが正解だと思う。

選出率は5位。

 

バンギラス

テラスタイプ:フェアリー

実数値:207(252)-204(252+)-130-x-120-82(4)

持ち物:とつげきチョッキ

特性:すなおこし

技構成:ストーンエッジ/はたきおとす/けたぐり/ヘビーボンバー

 

一部構築に対するメタ枠。

雨選出ができない天候パーティに対するメタ枠として投げ、後投げから天候を塗り替えまくった。アローラキュウコンの構築に入れられやすい炎オーガポンやトドロクツキに強かったり、タケルライコに対面で勝てたりなど構築の補完枠として噛み合っている部分は多かった。

持ち物は、後投げから仕事がしやすい突撃チョッキとした。技構成はタイプ一致技と、主にガチグマを削る時の格闘打点となるけたぐり、そしてハバタクカミを迅速に処理できるヘビーボンバーとした。

調整は凝っても良かったが、特殊な構築に投げることが多い都合上、雑なHA極振りが最も汎用性が高いと判断した。余りのSはミラーに勝つためだが、役に立ったことはない。

ラスタルは悪ウーラオスに対して切り返すためのフェアリー。今期に悪ウーラオスと対面したことは一度もなかったが、実際対面したら切らざるを得ないと思うので、おそらく間違ってはいない。

選出率は6位。

 

【選出】

①ブリジュラス + ペリッパー + イダイトウ

基本選出。雨下でイダイトウを通す。

②ブリジュラス + ラティオス + @1

雨が通せない、またはラティオスが刺さっている時の選出。ラスト1枠はバンギラスの役割対象が多ければ投げることもあるが、基本的にはサーフゴーで良い。

③サーフゴー + ラティオス + バンギラス

最終日付近まではほとんど投げなかったが、練度が上がってきてからはブリジュラスの刺さってない構築がわかるようになり、頻繁に投げるようになった。バンギラスを選出する際はこっちの方が多い。基本は初手にサーフゴーを置いて、トリックでスカーフを押し付ける動きが強かった。対受けループは毎回これを投げることで全勝できた。

また、雨選出が通せない構築を下にまとめた。

〈雨を絶対に投げられない相手〉

・チオンジェン入り

・テツノツツミ入り

ミミッキュ入り

・ゴリランダー入り

トリックルーム構築

・天候を変えるポケモン入り

・受けループ

〈雨をなるべく投げたくない相手〉

・タケルライコ入り

・ドオー入り

・持久力の可能性が高いブリジュラス入り (霊獣ランドロスと組まれてる場合は特に臭う)

【重いポケモン

軽業オオニューラ

高いSから一貫性の高い技を打ってくるため、本構築では一番対処が難しい相手と言える。特に今期はオオニューラが増加傾向にあった気がする。当たる度にボコボコにされた。

ブーストエナジー持ちのテツノツツミ

ラティオスに後投げして瞑想や身代わりをアンコールしてきたり、ゴーストテラスから波導弾をアンコールしてきたりなどキツい要素が多い。ラティオスを使う際は、テツノツツミ投げをケアした行動が常に求められる。

ミミッキュ

最初の内は何故か勝てたから気にならなかったが、終盤になるにつれミミッキュが重すぎることに気が付いた。連撃ウーラオスも炎オーガポンもいない世界線ミミッキュは強すぎる。イダイトウを止めるために基本裏に置かれるので、ラティオスとサーフゴー2体がかりで頑張って倒そう。

挑発持ちの初手要因

主にハバタクカミだが、雨下でエレクトロビームを打つブリジュラスに見えるのか、それとも単純に挑発持ちが少ないのか、初手に挑発された試合は数えるほどしかない。ただ、雨選出をしていて実際に挑発を打たれた試合はほとんど負けた。

 

【結果】

TNしゅばばばば 最終166位(R2073)

TN Giwa      最終290位(R2031)

【後書き】

シーズン15お疲れ様でした。

今期は個人的には納得のいく結果が出せましたが、使用構築はあまりプレイングスキルを必要としない内容だったので、次は自分の実力を発揮できる構築で良い順位をとりたいと思います。

あと、バンビーさん、最終日前日に似通った雨構築を紹介するのはやめてください😭

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